インフォームドコンセント

人は誰でも、生きている以上いつかは死に直面するというのは分かっていても、いざ死を目の前にするとどうしたら良いのか解らずに、精神的にも肉体的にも追い詰められてしまいます。
特に、ガンなどでこれ以上回復が望めずに治療を断念し、死を待つだけになってしまったら、あなたは最後をどうやって過ごしたいと思いますか。

ターミナルケアは、たとえガンという病気が原因で死を迎えるのだとしても、苦しんだまま死ぬのではなく、出来る限り自分の望む様に生きて最後を迎えて欲しいという願いを込めたケアを行う事を重要視しています。

では、そんなターミナルケアを行う上で大切な事とは、一体何なのでしょうか。
それは、ケアを行う医療機関が、きちんとしたインフォームドコンセントを行うという事です。
今患者さんが抱えている病気がどういったものなのか、余命はどれくらいなのか、これ以上の治療が出来るのかどうかなど、下手に隠した状態で患者さんを納得させるというような事は、絶対にしてはいけません。
その上で、患者さんやそのご家族が、これから先の自身の治療方法をどうしたいのか、死を受け入れることは出来るのかどうかというのを、患者さん自身が選択をする事が大切になってくるのです。
これ以上病気の治療方法はありませんので、ターミナルケアを行いましょうと医療機関が言いきってしまうような事だけは、絶対にしてはいけません。
それは何故かというと、自分自身がきちんと死を受け入れなくては、自分の最後を望む様に生きるという事は不可能に近いからです。

Leave a Reply